コラム
2023.12.20
小売業界やスーパーはなぜ人手不足なのか?原因と3つの対策
シフト管理
業種別
「店舗スタッフを常に募集している」「せっかく採用してもすぐ辞めてしまう」小売業界では慢性的な人手不足に悩まされています。この記事では、なぜ小売業界に人が集まらないのか、原因を解説しつつ、今後人手不足を解消するために必要な3つの対策方法について紹介します。小売業界でスタッフ採用に携わる店長さんや人事担当の方はぜひ参考にしてください。
目次
1.なぜ小売業界は人手不足なのか
(1)仕事が大変な割に給与が安い
2019年の厚生労働省の調査によると、「卸売業、小売業」の非正規雇用労働者の割合は47.2%。小売業界で働く人の約2人に1人は非正規雇用です。店舗で働いている人たちの多くがパート、アルバイトですが、「仕事がたくさんあり、時給が業務量に見合っていない」という理由から、敬遠されがちです。
(2)人間関係の難しさによる離職
小売業はチームで作業する場面が多いため、職場の人間関係が重要。
しかし、人間関係の悩みを理由に辞めてしまう人が多いのが現状です。
特にスーパーは女性従業員が多いためグループができやすく、派閥があったり孤立してしまうと働きづらくなって辞めてしまいます。
(3)長時間労働&休みが取りにくい
スーパーやホームセンターなどの営業時間からもわかるように、小売業は朝から晩まで年中無休で営業している店舗がほとんど。
そのため、他業種と比べて労働時間が長いこと、休みが取りづらいことも人手不足の理由の一つです。
2022年に厚生労働省から発表された就労総合調査によると、全業種平均の年間休日日数が110.5日であるのに対し、小売業の平均は102.2日。
これは業種別ワースト2位の数値です。(ワースト1位はアミューズメント業界の102.1日)
2.小売業界の人手不足を解消する3つの方法
(1)マニュアルや研修を充実させる
とにかく現場が忙しい小売業界では、「とりあえず先輩スタッフの仕事を見て業務を覚える」という教育スタイルが多いのではないでしょうか。
しかし、教育・研修がしっかり整っていないと、仕事内容が属人的になってしまったり、新人スタッフがすぐ辞めてしまったりする可能性があります。
新しく入ったスタッフに即戦力となってもらい、長く職場で活躍してもらうためにも、マニュアルや研修を充実させていきましょう。
(2)スタッフ間コミュニケーションの強化
店舗の狭い人間関係でひとたびトラブルが起こってしまうと、職場の雰囲気も悪くなりますし、スタッフの大量離職につながる恐れもあります。
職場全体を見通せるよう、店長や本部スタッフがフォローしていく必要があります。
たとえば毎月のシフト希望を取るタイミングなどで、1対1で対話ができることが理想です。
直接的なコミュニケーションでなくても、LINEグループやチャットツールなどでチームごとに気軽にやりとりできる場を作ることで、メンバー同士の交流の場を設ける方法も有効です。
(3)不満の少ないシフト管理の実現
小売業ならではの労働時間の多さ、休日の取りづらさを解消するためには、シフト作成・シフト管理に工夫を凝らす必要があります。
個々の希望をなるべく叶え、全員が平等に休みを取れるようにするだけでなく、仕事内容が偏ったり、仕事量に差が出ないよう調整も必要です。
これらを細かく管理するといっても、エクセルだけでは限界があります。
そこで有効なのが、パソコンやタブレットからシフトの作成・管理を行うことができる「シフト管理システム」です。
公平で効率的なシフト作成を実現「アールシフト」
◆シフト作成の自動化を中心とした統合型シフト管理システム
小売業の店舗向けシフト管理システム「アールシフト」は、シフトの自動作成に重点をおいたクラウド型のシフト管理システムです。
おかげさまで2020年〜2024年と5年連続で「登録ID数1,000以上の小売業」における導入数No.1(※東京商工リサーチ調べ)となりました。
近年、シフト管理やシフト作成に対するニーズはますます高度化しており、使いやすさ・分かりやすさが求められています。
このようなニーズに対応してアールシフトは、AI手法を活用したシフト自動作成機能を提供し、シフト管理業務やシフト作成業務の効率化を実現すると同時に、店舗で活用するという前提のもと、UX(ユーザーエクスペリエンス)にも配慮したユーザーフレンドリーなシステムになっています。
◆勤怠管理・人時予測・人件費管理もカバー!
アールシフトは従来のシフト自動作成機能に加えて、「人時予測」「勤怠管理」、「作業実績管理」「人件費管理」「店舗間比較」といった機能を追加することで、店舗経営における総合課題解決ツールへと進化しています。
もちろんすでにお使いの勤怠管理システムとの連携も可能。これにより、勤怠管理システム側で次月の勤務予定を登録する必要がなくなります。
どの勤怠管理システムへのデータ連携も可能となるよう、勤怠管理システム側のフォーマットに合わせた変換も柔軟におこなっています。
◆小売業・サービス業に特化した豊富な導入実績
店舗向けシフト管理システム「アールシフト」は、2017年の発表以来、数多くの小売業、サービス業のお客様に導入していただき、店舗の生産性向上に寄与してきました。具体的な導入事例については以下のページで紹介しています。